活動報告

支援金がどのように用いられているかをご報告いたします。

【コンゴ HOLC】コロナ感染拡大の脅威から弱い立場の人々を守るため 予防講習を実施

コンゴ民主共和国/ハンズ・オブ・ラブ・コンゴのジェロームスタッフからの報告

ソーシャルディスタンスは贅沢なこと

 2020年3月10日、コンゴ民主共和国では最初の感染例が報告され、現在9,700 人以上の感染が報告されています。
 この流行に対処するために、政府も感染防止策をとりました。国中にマスク着用を強制し、定期的に石鹸で手を洗うこと、アルコールジェルを使用すること、オフィスや教会、店舗、スーパーマーケットほか、公共施設に入る際に検温をすることを義務づけ、ソーシャルディスタンスの徹底。これらの手段はすべて感染拡大のリスクを下げるためのものです。
 しかしここコンゴ民主共和国のおよそ8,000 万人の人々にとってソーシャルディスタンスは、贅沢なことです。それは、それを実行できるだけの住居に住んでいるということです。手洗いも贅沢なことです。それができるのは清潔な水が身近にあるということです。手を消毒できるのもそれを買うだけのお金があるということだからです。ロックダウン(外出自粛)は贅沢なことです。それは家にとどまっている余裕があるということだからです。ソーシャル・ディスタンスやロックダウンを実行できている人は、とても幸運です。コンゴでは多くの人々が実行できません。

コロナによって最初に仕事を失う人々  
 コンゴの労働者、即ち90%の人々は、地域の市場で地域の物や輸入された物を売る商売をして生計を立てています。それ以外の人たちは収入の少ない不安定な仕事についています。コロナによって仕事を最初に失うのはこのような労働者と商売をしている人たちです。これらの人たちは生活の困窮に直面するだけでなく、次の収入をどこから得られるのか分からないという不安を募らせています。家族がこの感染症の危機を乗り越えて生き残ることができるかどうかの瀬戸際に立たされているのです。このように既に弱さのある人々の上に、さらに飢餓、ホームレス、ストリートチルドレンそして希望の喪失という恐れが持ち上がっています。このため以前にもまして私たちは必要とされています。共に努力をすれば克服できます、もっと強くなれます!その努力一つ一つが、誰かの命に大きな影響を与えることになるのです。
 この悲惨な状況を踏まえてHOLCは、支援地で出来るだけ多くの人々に、コロナ感染予防の支援をするための活動を始めました。この困難にこれらの弱い人々が自分で立ち向かうままにさせておくことは、私たちにはできません。私たちはこの共通の困難の中、自らの身を守ることのできない人々を共に一致して守らなければなりません。

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【写真:学校や村を訪れ手洗いキットの提供や感染予防の説明を行う(プウェト)】

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【写真:消毒液を手にする孤児院の子(キンシャサ)】

5つのコミュニティで感染予防支援
 2020年8月14日、HOLCはキンシャサ及びプウェトの5 つのコミュニティでコロナ感染予防支援を行いました。これらの人々の困難を和らげるために、近い将来更なる支援を始める予定です。政府によって国中のロックダウンが解除されて教会、学校、競技場、店舗、スーパーマーケット、また公共施設が現在開かれています。私たちは再び新しいコロナがやってきてコンゴの何万人もの人々が感染するのではないかと恐れています。

キンシャサ...孤児院の子どもたちに予防法を伝える

 支援物資を配布する前に孤児院のスタッフと子どもたちにコロナ感染症についてよく理解してもらいました。コロナの危険性だけでなく、政府と保健の専門家によって推奨されている様々な予防策をしっかり守ることによって自分自身を守ることを説明しました。
 コンゴでは多くの人が字を読めませんので、予防法を守るメリットを受益者に説明することが大切です。ロックダウンが解除されてもこのような予防策は続けなければなりません。説明が終わってから以下のものを孤児院の関係者に渡しました。

洗えるマスク120 枚、アルコールジェル350ml 1箱、
液体石鹸1 箱、アルコールジェル120ml 1箱、手洗いキット4セット。

 子どもたちはマスクをただちにつけ、特に学校に通っている生徒たちは何時でも使えるようにそれぞれ小さな120㎖のアルコールジェルを受け取りました。手を洗う水が身近にない彼らにとって、どこででも消毒できるジェルはとても便利な物です。

プウェト...5つの村で講習会と感染予防キット配布

 5 つの村の受益者の数は子どもを含めて661人です。配布を始める前にキンシャサでおこなったように、コロナ感染症についての知識の喚起が必要です。プウェトは僻地ですのでコミュニティの人々のコロナに対する理解はきわめて限られていました。多くの人たちがこの感染症について知らず、コロナの危険性に気づいていませんでした。政府や保健の専門家によってすすめられている方法を実行する大切さを伝えました。
 プウェトでのこの啓発活動は、現地のHOLCのスタッフによって行われました。プウェトで私たちは以下のものを配布しました。

保護マスク661 枚、塩素溶液 20 パック(手洗いキットの水に入れる)固形石鹸10 箱、手洗いキット7 セット、6 セットをHOLC がコミュニティ教育プロジェクトとして支援している子どもたちが通う3つの学校に、1 セットをコミュニティセンターへ。
 
 受益者一人一人が、マスクと塩素溶液の瓶、手を洗うための固形石鹸を受け取りました。
 HOLC は現地パートナーと共に、世界中でコロナによる困難の中で弱さを覚えている人々や貧しい人々を助け、支援することができることを願っています。

HOLC(Hands of Love Congo )
2013年にハンガーゼロのパートナーとして、現地法人(ハンズ・オブ・ラブ・コンゴ)を設立。飢餓・貧困に苦しむ方々への支援を行っている。
主にプウェト内の3つの村の地域住民の自立のための共同農園事業・コミュニティ作りを支援している。
ルブンバシ市では子どもたちの食事支援。首都キンシャサでは、現地法人ASOMIPを通じて孤児院の給食を支援。また2019年からはカレミにおいて「平和と和解」のためのプロジェクトを開始した。運営責任はハンガーゼロのジェローム・カセバスタッフが担っている。
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HOLCの報告はハンガーゼロYouTube チャンネルで公開予定

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