緊急支援報告⑨難民ための避難施設を訪問 | 活動報告|ハンガーゼロ

活動報告

支援金がどのように用いられているかをご報告いたします。

緊急支援報告⑨難民ための避難施設を訪問

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【報告:浅野陽子】
 ポーランドルブリン郊外で開設準備をしているウクライナ難民のための避難所(元会計事務所)を訪問しました。ここでの活動は、国際飢餓対策機構(韓国)とEERF(2013年にウクライナ政府から公認された民間組織で代表者はポーランド人)と自元のキリスト教会で行われています。EERFは、ロシア侵攻後に複数の支援団体と協力関係を構築し、ポーランド国内での避難所の開設、ウクライナ国内への緊急物資の輸送、危険地域に留まっている住民の避難支援などを行っています。国際飢餓対策機構とは10年以上の協力関係があり、ハンガーゼロもこの避難所の取り組みのために資金協力をしました。

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 建物の間取りは、1階を教会、地下1階を難民のための中期滞在型住居となり、現在までに教会スペースはすでに使用されていて、日曜日礼拝には100人前後のウクライナ難民が集まってきているとのことです。また教会では心のケアのためにダンプリンなど離れた避難所で暮らす難民の送迎バスのサービスもしています。
 この取り組みはすでにルブリンやダンプリンでも始められており、同様の避難所で80人ほどの難民が滞在しています。そのほとんどが女性と子どもで男性はわずか3名とのことです。(多くはウクライナでの兵役義務のため)各避難所では、週に5日子どもクラブを開催し、体操やダンス、聖書のお話など様々なアクティビティを行っています。その活動に協力している外国人ボランティアによると「子どもたちはここに来たばかりの時は怯えていて全く笑わなかったが、今では笑い、走り回るようになり子どもらしさを取り戻してきている」とのことです。ただ生活できる場所を提供するだけでなく、過酷な経験をしてきている難民、とりわけ小さな子どもたいにとってこうした心のケアは重要になっています。

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 難民が暮らすための地下のスペースは、家族構成(ほどんど女性と子ども)によってスペースで区切り、全体で30人ほどが収容できるように改装されていきます。なお、この地下スペースは難民支援が終了後に近隣に幼稚園がない自元のために幼稚園として活用される計画案も出ています。
 進められている改装工事は、1階に2つあるトイレのうち1つをシャワールームに改装し、1階と地下にトイレ、シャワー、キッチンを設置します。ハンガーゼロは追加の資金協力としてキッチンのコンロ、電子レンジ、洗濯機などを購入しました。
UkraineHZa_09.jpg この日の夜、もう一つの中期滞在型住居を訪問しました。その時にハンガーゼロ支援者の常盤台教会の牧師先生から頂いたウクライナ色の折り紙を使って子どもたちと束の間の交流をしました。子どもたちは大好きな日本アニメのピカチュウや手裏剣を折り紙で作ることに興味を示して楽しんでくれました。初めてなのに器用に折り紙ができたのにはびっくりです。避難所には年齢の違うたくさんの子どもたちが居住しているので、一緒に楽しく遊ぶことはよい心のケアになるとのことです。

「ウクライナにはもう戻らないだろう・・」
 ウクライナ難民の女性と少し話す機会をいただきました。
 その方はいま激戦地になっているドンバス地方の出身で「自分にとって戦争は8年前から続いている」といい。クリミア侵攻当時「1歳だった一人息子を抱えて命からがらキーウ地方に逃げてきた」とのこと。今回2度目の避難で国境まで夫が車で送ってくれて、そこからはポーランドに住む知人を頼っていました。夫は今もウクライナに残り、教会で働き、避難する人たちの脱出を手助けされています。週末にウクライナに一時戻ることができて久しぶりに家族3人で過ごせましたが、「今は余計に会えない悲しさが増しています」と涙ながらに語ってくれました。ウクライナ国内に残っている家族の心配、会えない寂しさ、先の見えない不安、そんな気持ちを押し殺して何とか普通の生活を送ろうとしている難民の思いに少し触れただけでも心が痛みます。避難所では難民同士で自由に語り合えるようなことはできないこともあり、私のような関係の薄い人にでも話を聞いてもらいたいのでは感じます。この方は「たとえ侵攻が終わっても、地雷や爆発物が至るところにあり、インフラが破壊されてしまい、とても子どもを育てる環境ではなくなったウクライナにはたぶん戻らないだろう」と寂しそうに話していました。

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募金は、①郵便振替 ②ホームページからのクレジットカード決済利用の2種類

①郵便振替 00170-9-68590 一般財団法人日本国際飢餓対策機構 「ウクライナ緊急支援」と明記

②ホームページ
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