トルコ地震緊急支援チーム【報告①】 | 活動報告|ハンガーゼロ

活動報告

ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。

トルコ地震緊急支援チーム【報告①】

報告:緊急援助チームリーダー近藤高史

空から見た被災地の様子(撮影:韓国国際飢餓対策機構)


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アンタキアでKFHIの物資配布に参加

 3月22日、ハンガーゼロから派遣された近藤、申、スティーブンは、トルコ南部のシリア国境に近い、ハタイ県アンタキアに到着しました。トルコ・シリア大地震(死者・不明者は両国で5万4000人以上)は、2月6日の発災からすでに1ヵ月半が過ぎましたが、被災地では今なお多くの方が、余震を恐れテントでの不便な生活を余儀なくされています。
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 この日は、アンタキア南部ハルビアにある200以上のテントがひしめき、1500名以上の被災者が暮らす巨大なテント村を訪問しました。ここでは2月以来、ハンガーゼロのパートナーである韓国飢餓対策機構(KFHI)が、支援テントを開設し、物資の配布を行なっています。スタッフにテント村の内外を案内して頂き、その後は近隣の村々を訪ね、自宅の庭や畑にテントを張って生活している家族への物資配布に協力させてもらいました。
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 地震被災者のテント村は、小高い山の森に囲まれた公園のような場所にあり、政府により管理されています。食べ物や日用品は、十分に支援が行き届いているようでした。しかし避難者に聞くと、トイレの数が限られており、シャワーも数台のみで、衛生面では苦労しているとのことでした。驚いたことは、テント以外の建物はないのですが、子どもたちが学校の学びを続けられるようにと、学年ごとに一つずつ大き目のテントが建てられ、その中で授業が行われていたことでした。また夜には屋外に設けられた大きなスクリーンで、子ども向けの番組や、大人にはコメディ番組を放送していました。KFHIスタッフに聞くと、今は地震によるトラウマへのメンタルケアが、大人も子どもも大切な時期とのことで、そうした専門家もここには派遣されているとのことでした。
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 テント村は余震が来ても安全な場所にありますが、一歩通りの向こうに出ると、そこには恐ろしい地震被害の様子が見て取れる、建物が崩壊したままの街が広がっています。テント村を案内頂いた後は、テント村に来ることができない高齢者や山間部に住む人々に、食糧や日用品を持って訪問することができました。大きな袋に、食料(穀物など)、塩、洗剤、石鹸、シャンプー、生理用品を詰め合わせ、100袋を用意し、山道を車で移動しながら、白や青の避難テントを見つけるごとに1家族に1袋を手渡して回りました。KFHIのスタッフは毎週2回、こうした巡回による物資支援を近隣に行なっているそうです。
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サマンダー地区に家族用テント100張りを提供
 なおハンガーゼロはこの地域とは別のシリア国境にさらに近いサマンダーでも現地の支援グループと協力します。サマンダーは、シリア国境に近いことから隣国シリアから逃れてきた難民も多くいます。さらに政治、民族、宗教の対立も要因となって政府からの支援が遅れている地域でもあります。今回は現地で支援活動をしているグループと協力して、いま特に必要とされる家族用テント100張りを提供する予定です。現地にはいってからまた報告をします。
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シリア難民の子どもたちと

 日本とトルコは、シルクロードを挟んで東西8500キロも離れ、言葉も文化も違いますが、歴史的には1890年、和歌山県沖で起きたエルトゥールル号遭難事件(映画「海難1890」に詳しい)や、1985年イラン・イラク戦争勃発時に、トルコ政府が日本人救出のため救援機を飛ばしてくれたことなど、両国の間には、いざ困った時には互いに助け合うという、当たり前かもしれませんが、大切な絆で結び合わされた国であることを思います。そしてそれは、今回のような地震が頻繁に起こる両国だからこそ、分かち合えるものがあるのではとも思わされました。

 ハンガーゼロには、今、苦しんでいるトルコの人々に1人でも、生きる希望を届けることができるように願い活動しています。引き続き、ご支援とご協力をお願い致します。

【2023年トルコ地震/緊急募金】
緊急募金は、郵便振替又はウエブサイトから直接クレジットカード決済が利用できます。

●ウエブサイトからの募金は▶︎こちらから
●郵便振替 00170-9-68590 日本国際飢餓対策機構
※記入欄に必ず「2023年トルコ地震」と明記

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