スタッフブログ

スタッフが業務や生活の中で通じて気づいたことや各事務所でのハンガーゼロ の取り組みを紹介します

アフリカで出会った子どもの夢は...

仕事で訪れた開発途上国と呼ばれる国でのであった子どものおはなしです。

 数年前、アフリカのエチオピアでの活動地を訪問しました。そこは首都から遠く離れた貧しい村です。その村の村長さんの家族とお茶をいただきながら村人の生活の状況や困窮している事柄など、生活の必要をうかがっている時です。8才になる長男が将来の夢を語ってくれました。「ぼくはお父さんのように上手に牛を操って畑仕事をやりたい。そしてお父さんのように村長になって村の人たちを助けたい」と目を輝かせて話してくれました。土にまみれ汗を流し、2頭の牛にくびきをかけて手際良く畑を耕す父の姿、村の開発のために懸命に村人と働くその姿をこの子はどれほど羨望の眼で見つめていたのでしょう。
 子ども達が将来の夢を持つことは、日本では至極当たり前のことのように思います。しかし途上国の極めて困難な環境に生きる子ども達にとって、夢を描くこと、そしてその夢に向かって努力し夢を達成するということは、それこそが「夢」と言える遠い存在です。
 エチオプアの子.jpg数年前アフリカ、エチオピアの村を訪問した時のことです。村の子ども達が大勢集まって同行した森祐理親善大使の歌に聞き入っていました。歌い終わった彼女が何気なく子ども達に聞いてみました。「皆さんの将来の夢は何ですか?」そこにいた多くの子ども達が少し困ったような顔をしてしばらく考え込んだあと、「ドライバーに成りたい」「洋裁の仕事がしたい」「学校の先生」と教えてくれました。マラソン選手と答える子どもがいなかったのは意外でしたが、都市部から遠くはなれたこの村にはテレビもなく自分の国がマラソン強国であるという情報も知らなかったからです。しかし、私たちはその後のスタッフの説明に言葉を失いました。「この子たちの本当の夢は、大人に成ることなんですよ...」  
 エチオピアの5才未満の幼児死亡率は1,000人中67人(日本は1,000人中3人)。子ども達にとっては身近な友達が兄弟が死に行く姿を目の当たりにして「次は自分かもしれない」と恐れと不安を抱えています。大人に成るという私たちにとっては当たり前のことが、この子達は叶うことを夢見ていました。私はこの時から、どんな国に生まれても、どんな環境に置かれても、大人に成ることが当たり前の世界、夢を持って生きることが叶う社会、開かれた未来が自分を変えるだけでなく、誰もが教育を受け、尊重される平和な国へと変革するピースメーカーと成る働きの一端を担わせていただいています。「生きててよかった!」とそう告白できる子どもが一人でも増やされる、平和を作り出す人づくりの働きに加わってくださいませんか。

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