スタッフブログ

スタッフが業務や生活の中で通じて気づいたことや各事務所でのハンガーゼロ の取り組みを紹介します

千の丘の国・ルワンダを訪ねて

篠原_子どもとPIS.jpg

ムランビ虐殺記念館

 「千の丘の国」とも形容される美しい国ルワンダ。

しかしルワンダを語る上で、1994 年に起きた80 万人を超えるルワンダ虐殺の出来事を切り離すことはできません。私自身、今回ルワンダ行きを決意した理由は、このような痛みを経験した国がどのように歩んでいるのかについて学びたいという思いがあったからでした。

 この旅を通してルワンダ南部にあるムランビ虐殺記念館(写真㊦)を訪れることができました。ムランビ虐殺記念館は元々学校として建築中だった建物で、丘の頂上に位置しています。
ルワンダ千の丘.jpgムランビ外観.jpg
「あの学校に逃げれば助かる」という情報が流れ、5 万人を超えるツチ系住民がこの学校へと逃げてきました。しかし、これはツチ系住民を効率的に殲滅(せんめつ)するために計画的に流された情報であったのです。丘の頂上に位置する学校に逃げ場はありません。
 その当時のフツ独裁政権の指揮によって動員されたフツ系住民はこの学校を取り囲み、ツチ系住民を集団殺戮(さつりく)したのです。女性も子どもも老若男女関係なく殺されました。
この場所で発見された遺体の一部ですが、一千体を超えるミイラ化した遺体が、今もそのままの姿で保管・展示されています。(館内の写真撮影は禁止されています)


平和をつくる和解の取り組み

 ムランビ虐殺記念館から車で40 分位の町ブタレに一人の日本人が住んでいます。佐々木和之さんです。(写真下)佐々木さんはハンガーゼロを通し、かつてエチオピアに農業指導者として派遣されていた方で、その後、英国ブラッドフォード大学で博士号(平和研究)を取得し、ルワンダに腰を据えて現地の人々の和解と共生のための「償いのプロジェクト」(加害者が被害者家族のために家造りに取り組む「修復的正義」による和解の取り組み)に奥様と共に携わってきました。
佐々木教授と04.jpg
 また、ルワンダのプロテスタント人文・社会科学大学(PIASS)でルワンダ初となる平和学コースを創設し、ルワンダや近隣国から学びにくる学生たちに和解と平和構築について教えています。日本から交換留学生として学んでいる4 人の女子学生にも今回会うことができました。
佐々木さんがある新聞のインタビューで語った言葉を紹介します。「原爆という悲惨な体験から復興したヒロシマは世界の人々の希望だ。同時にルワンダの和解の取り組みも人々に勇気を与える。互いに励まし合い戦争のない世界をつくるため行動してほしい。」
 ハンガーゼロの働きは戦争のない世界をつくるための取り組みでもあることを覚えたく思います。

 「平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるからです。」( 新約聖書:マタイの福音書)

ハンガーゼロ理事 篠原 基章


ルワンダ地図cmyk.jpg

ルワンダ共和国
・アフリカで一番人口密度が高い(四国大で1,200 万人)
・カガメ大統領による政治は安定し、経済が成長中
・アフリカで一番安全でゴミのない国(ビニール袋禁止)
・農業、コーヒー、鉱産物に加え、IT 国家を目指している
・ルワンダ語、スワヒリ語、2010 年に仏語から英語に切替

スタッフブログ一覧へ戻る

支援はこちらから

支援についてのよくある質問支援方法はこちらをご確認ください。

わたしから始める「一時募金」

1000円から任意の金額で始めて頂けます。

今回支援する

世界を変える「毎月募金」

毎月1000円から任意の金額で始めて頂けます。

継続的に支援する