スタッフブログ

スタッフが業務や生活の中で通じて気づいたことや各事務所でのハンガーゼロ の取り組みを紹介します

変わるものと 変わらないもの 連載13

ラテンアメリカの人々とともに

 標高4,000mを超える高地・コンフィタル村のサントスさん一家。長年キリスト教会に通っていましたが、両親は子どもたちの命の大切さに気づきませんでした。2018年5月8日、当団体のサポートチャイルドで3人兄弟の末っ子・マリオ(当時12歳)が麦の脱穀機に左手を挟まれて3本の指を失った時、農作業から帰ってきた父親は血を流している彼を見つけ、すぐにFHスタッフを呼びに行きました。しかし息子を保健センターに連れて行こうとはしませんでした。母親は「子どもたちが生まれてから、私は一度も子どもたちを医者にみせたことがありません」、また父親は「医者にみせたら多額のお金がかかります。だから具合が悪くても学校を休ませればそれでいいと思っていました。」と言いました。

 そこでFHスタッフは「人の命は神様から頂いた神聖で大切なもの。"自分たちはどうせ何もできない、この貧しい状況が変わるはずがない"という考え方・価値観は間違っている。私たち人間は、誰もが素晴らしい能力と可能性を神様から与えられているのですよ!」と話して励ましました。

WEB_ルイス・マリオ君を見舞い(2019年5月)のコピー.jpg
【写真:病室でマリオ君と】

 サントスさんはその言葉に心を動かされ、マリオを保健センターに連れて行きました。その後コチャバンバの病院に転院し翌日の手術は成功しました。私たちFHはマリオが快復するまで病院に通って、励まし、支援し続けました。(治療費軽減申請手続きのための書類作成と手続時の同伴、また実費の半額支援等)

もしあの時...

 父親は「私は息子のことよりもまず費用面を心配していましたが、FHスタッフに励まされ、神様の助けを心から信じて行動しました。息子は健康を取り戻しました。もしあの時、息子を病院に連れて行かなければ、彼は死んでいたかもしれません。神様と、サポーターに感謝しています。」と語ってくれました。

 また両親は最近ではFHが行う様々な活動にも参加して、食べることの大切さに気付き、より良い食生活を子どもたちに提供できるように努めています。

 父親は現在教会の役員を務め、一家は地域に仕え近隣の人へ自分たちの体験を話すようになりました。息子のマリオが元気になり、良い成績で学年を終えたために周囲の人たちは良い刺激を受け、以前よりも自分の子どもたちの面倒をみるようになりました。

 このように、親たちの価値観が変革されて子どもを大切に育むことを学び、家族間の関係改善という嬉しい変化を見ることができたことを、スタッフ一同とても喜んでいます。


わたし(神)の目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。 聖書

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