スタッフブログ

スタッフが業務や生活の中で通じて気づいたことや各事務所でのハンガーゼロ の取り組みを紹介します

変わるものと 変わらないもの < 連載 18 >

ラテンアメリカの人々とともに

私は昨年12月3日から今年2月17日
迄日本に一時帰国し、その後ボリビアに戻っています。

sayuri2020.jpg

今回は「ボリビアでのコロナの最新状況と政治的な混乱」について、そして次回は「愛する方々との突然の別れ、コロナ禍の試練」についてお伝えしたいと思います。
 現在も全世界で猛威を振るっている新型コロナウィルス。2021年7月7日現在、東京都の人口より200万人以上少ないボリビアでのコロナ感染者数は、計44万8,213人で、人口100万人あたり日本が6,432人、ボリビアは日本の6倍の39,059人。死亡者数は日本が118人、ボリビアは日本の12.6倍の1,482人となっています。※注1

コロナ第3波で医療が逼迫(ひっぱく)

 ボリビアは今コロナ第3波で、ブラジル変異種による子どもや若年層の感染が広がっています。現在各病院のICUが満床状態。また医療用の酸素が不足し、人々は酸素販売会社の工場へ殺到し、長蛇の列をなして夜を明かしながら順番を待っていますが、それでも入手は困難です。
 またボリビアでは現在も政治的混乱が続いています。昨年10月18日に大統領と国会議員選挙が実施され、亡命した元大統領の政党候補者が52%の票を獲得して当選、11月8日にアルセ新大統領が就任しました。それに伴い、元大統領で国家銀行から考えられない額の現金を引き出して亡命したエボ・モラレス氏がボリビアに帰還し現在も政権の実質上のトップとして君臨、所属政党MAS※注2 の選挙キャンペーン委員長として全国を駆け巡る彼の姿も報道されました。
 殺人、横領、麻薬関連など今まで彼が犯したとされている数々の犯罪に関して訴えがありましたが、司法・行政・立法の三権とも議員や関係者を彼の政党で過半数を占めている為に裁判は実施されず、彼は「罪に定められない」という状況です。

初の女性大統領も収監中

 命の危険を感じた彼の政敵や彼を批判した人たちの何人もが、すでに彼の帰国前に国外に亡命しました。さらに2019年11月から暫定政権で初の女性大統領だったジャニネ・アニェス氏が3月15日"一昨年クーデターを犯した罪"で拘束されて6ヵ月間の刑務
所収監となり、現在も服役中です。その他にも数人の暫定政権時期の政府高官が逮捕されました。
 そして一昨年現政府に対して真っ先に反対運動を起こした勇気あるコチャバンバの青年グループ ※注3 のリーダー、ジャシルさんが3月30日に突然逮捕されました。5月に彼は仮釈放されて現在司法に訴えていますが、まだその手続きが一向に進んでいません。ボリビアの為政者が正しく政治を行い、現政府反対者の身に危険が及ぶことがない様に、そしてボリビア国民の人権が今まで以上に侵害される危険な状況へと変わっていくことがない様にと心から願いつつ、状況を見守っています。(続きは9月号に掲載)

注1 資料:在ボリビア日本大使館、ウィキペディア
注2 Movimiento Al Socialismo (社会主義への動き)
注3 Resistencia Juvenir Cochara

スタッフブログ一覧へ戻る

支援はこちらから

支援についてのよくある質問支援方法はこちらをご確認ください。

わたしから始める「一時募金」

10月6日~11月末の期間、世界食料デー募金となります。

今回支援する(世界食料デー募金)

世界を変える「毎月募金」

毎月1000円から任意の金額で始めて頂けます。

継続的に支援する