スタッフブログ

スタッフが業務や生活の中で通じて気づいたことや各事務所でのハンガーゼロ の取り組みを紹介します

対立から和解へ 真の平和づくりを

「彼らはその剣を鍬(すき)に、その槍を鎌に打ち直し、国は国に向かって剣を上げず、二度と戦いのことを習わない」イザヤ2章4節

イザヤの壁.jpg

 2020年から2年間すべての全世界の話題の中心はコロナ・パンデミックでした。コロナとの戦いはまだまだ続いていくでしょう。さらに昨年から世界の至るところで紛争が激化しています。アフガニスタンはタリバン統治に戻ってしまい、特に女性、子どもに対する迫害は目を覆うばかりであると欧米のメディアは報告をしています。

また、エチオピアは紛争が北部だけにとどまらず中央部にまで広がり、FH エチオピアも北部での国内避難民キャンプでの活動を縮小し、首都のアジスアベバにスタッフを呼び戻している状況です。
戦火が隣国のスーダンやエリトリアにまで拡がりつつあります。バングラデシュのロヒンギャ難民はミャンマーに戻る目処がまだ立っていません。

 冒頭の聖書の言葉は、ニューヨークにある国連広場の壁に刻まれています。終わりのときに、戦う武器が食料を作る道具に変わっていくというものです。世界各国の心からの願いがそこに刻まれていると思います。

 一方、10月号でスタッフのジェロムが紹介したコンゴでの取り組みは、私たちに大きな希望を与えてくれるものです。特にカレミ地域でビグミー族とバントゥー族が一緒に活動する協働農園が始まったことは大きな喜びです。コンゴには200以上の部族がいます。その部族同士はほとんど交わることなく、対立を繰り返しています。ピグミーとバントゥーもそうです。長年抗争を繰り返しています。特に2018年から19年にかけては本格的な紛争になりました。避難民キャンプでも2 つの部族は一触即発の状態であったといいます。2019年から教会の牧師とパメラさんたちが仲介者となって、双方のリーダーを中心とした話し合いが何度も行われてきました。そして21年の9月から協働農園作りが始まりました(写真下)。最初の話し合いから3 年近くたって2つの部族が和解をし、共に汗を流し、働くことで理解し合っていくという取り組みが進められたのです。(農具はすべて日本の皆様の支援金で購入したものです)まもなく最初の収穫物ができるそうです。

理事長コンゴ.jpg

 2014年から始まったコンゴの東部での村づくり(VOC ビジョンオブコミュティ)は国内避難民だったパメラさんから始まり、9 つの村に拡がり、カレミ地域は10村目の村づくりです。パメラさんたちの取り組みを見た地元の州政府から依頼され、彼を中心としたハンズ・オブ・ラブ・コンゴのメンバーは新しい村作りを進めています。

 ここに希望があります。相対する二つの部族の人々が、お互いを理解し合い平和を築き、新たな村づくりを進める、これが私たちがめざしていることです。「剣が鋤に、槍が鎌に打ち直される」ことは、人の命を奪う武器がみんなが食べる農具に代わっていき、二度と戦いが繰り返されない、真の平和づくりがなされていくということです。ハンガーゼロは今年も私たちが関わっていく地域で国で、真の平和づくりのために飢餓をゼロにするために歩んでまいります。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

ハンガーゼロ理事長 清家弘久

スタッフブログ一覧へ戻る

支援はこちらから

支援についてのよくある質問支援方法はこちらをご確認ください。

わたしから始める「一時募金」

12月1日~1月末の期間、クリスマス募金となります。

今回支援する(クリスマス募金)

世界を変える「毎月募金」

毎月1000円から任意の金額で始めて頂けます。

継続的に支援する