逆転しない正義 | スタッフブログ|ハンガーゼロ

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スタッフが業務や生活の中で通じて気づいたことや各事務所でのハンガーゼロ の取り組みを紹介します

逆転しない正義

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それだけではなく、苦難さえも喜んでいます。それは苦難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと、私たちは知っているからです。この希望は失望に終わることがありません」
ローマ5 章3‒5節(聖書)


 ハンガーゼロは7 月から新年度を迎えました。皆様のご支援によって活動できますことを心から感謝申し上げます。
 2月24日から始まったロシアによるウクライナ侵攻によって、3ヵ月で戦争犠牲者は民間人も含め3 万人を超え、600万人以上の人々が祖国から近隣諸国に難民として逃れています。この戦争がいつ終結するのかまだ何も見えていない状況です。
 この侵攻によって、世界の食料危機が盛んに論じられるようになりました。ウクライナから輸出される小麦はアフリカ、中近東、南アジアに送られていました。今、黒海の沿岸地域がロシアによって封鎖されている状態です。今より半年後、1 年後にどのような影響が出てくるか本当に心配されます。
 先日、テレビで「アナザーストーリー ゲルニカ」が放送されていました。これはパブロ・ピカソが描いたゲルニカをめぐっての番組でした。1937年スペインで内戦が続いていたとき、反政府側のフランコ軍を支援するナチスドイツがスペイン・バスク地方のゲルニカを空爆(世界初の無差別攻撃)し、多くの市民を巻き込んだ殺りくをピカソ自身が「スペインを死に沈めた軍隊に対する憎悪を表現した作品」と語り、描いたものです。そこには炎に包まれて叫んでいる人、地面を這って逃げる人、殺された子どもを抱いて泣き叫ぶ人などがピカソの手法によって描かれています。戦争は多くの人の命を奪うだけではなく、その人たちが築き上げてきたものや人と人との関係を一切合切破壊していきます。しかし憎悪を憎悪のままで終わらせると、その次の世代、次の世代へと引き継がれ憎しみの連鎖は切れません。
 アンパンマンの作者、やなせたかしさんは「逆転しない正義」というタイトルで以下のように書いています。「第2 次世界大戦で中国に出兵したとき、『人間は食べなくては生きられないことと、正義は簡単に逆転する』ことを実感した。しかし、逆転しない正義が一つだけある。それは、どんな立場でも、お腹が空いた人を助けるということ。だからこそ、アンパンマンは逆転しない正義の味方として、たとえ傷ついたり、エネルギーが消耗しても、自分の顔を食べさせるのだ」。
 冒頭の聖書の言葉は患難、困難があっても必ず希望にいたる、失望では終わらないことを示しています。
 ハンガーゼロは逆転しない正義を実現するために、これからも活動していきます。私たちのスタッフは全世界でウクライナで今日も逆転しない正義の実現のために働き続けています。今年度もぜひご協力ください。

ハンガーゼロ理事長 清家弘久

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