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2020年11月20日
今年の募金はパキスタン、フィリピン、インドネシアで住民主体による地域開発や子どもたちへの教育・保健衛生、栄養のある食物の提供。妊産婦と乳幼児のケア、職業訓練などに用いられます。
FH=国際飢餓対策機構
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【インドネシア共和国】FHインドネシア
コロナ禍の農家グループに回復力を与える
写真:農業トレーニング(インドネシア・シブルルット島)
実施地域と人数:メンタワイ諸島シブルット島100 世帯(約400人)
プロジェクト名:栄養食品バスケット・農業支援プロジェクト。妊婦・授乳期の女性ならびに2 歳以下の乳幼児が対象。
地域の課題:辺境の離島であるシブルット島では、栄養価の高い食品は供給量が限られており、入手が容易ではありません。また栄養のある食品についての知識が乏しく、日常的に摂取していないため、子どもの発育阻害(そがい)の割合が非常に高くなっています。本プロジェクトは、コミュニティ全体でこの問題に取り組み解決することを目指しています。野菜畑や山羊・鶏の飼育場を持っている農家のグループが、栄養価の高い食物の供給力を上げ、収入向上に繋がる活動を行っていけるように手助けします。
同時に、地域の保健センターと協働して、健康的な食習慣のための教育を推進します。
目標:コロナ禍にあるコミュニティの回復力と生活の質の改善を目指す。
主な活動:
①農家グループが栄養価の高い食物を持続的に生産していけるようになるための農業トレーニングの実施。
②各家庭が収入向上のための活動を行えるように助ける。
③母子の健康と栄養摂取について、妊婦や授乳期の女性がより知識を得られるようにします。
長期目標:コミュニティ内にファーマーズ・マーケットを設立し、持続可能な農業と生活の形をつくる。今年度はその足掛かりとしてコミュニティの全世帯を対象として、月に1~2回決まった日に農家が直売できる機会を設ける予定。
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【フィリピン】 ハンズ・オブ・ラブ・フィリピン(HOLPFI)
子どもたちが自立開発の担い手になるように
写真:アルサビ村・リーダーシップ研修
地域開発支援:引き続き住民主体の地域開発の働きをミンドロ島において進めていきます。
東ミンドロ州マイ・アルサビ村では2021年は教育省へ学校用土地寄贈の手続きの終了を目指します。これによって本校として学校が機能するようになり、より子どもたちの教育環境が充実する見込みです。
公衆衛生の改善の第1 ステップとしては、充分な飲料水の確保とトイレの設置を目指します。
西ミンドロ州ファグリブアンの支援は、COVID-19 による地域隔離政策により2020年は活動中止になりました。規制が解除され次第、支援活動を再開します。住民との話し合いで2021年度中に計画づくりを終わらせることを目指します。
教育支援:現在30名の高校生、大学生の支援をおこなっていますが、将来的には100名ほどの支援が出来るように、体制作りと支援者の獲得の活動を行っていきます。
経済的支援と共に、子どもたちのキャリア形成のため支援により焦点を当て、将来の自立開発の担い手となるようなプログラムを実施します。
都市貧困層の家庭再生プログラム:21年には新たに都市貧困層の支援を、メトロマニラを中心に開始するための準備を始めます。ここでの活動は、HOLPFI が直接人々に支援するのではなく、都市貧困層を支援している団体に対して問題解決となるプログラムを提供します。このプログラムは、家庭の健全化を目指すもので、初年度は、スタッフの訓練とパートナー団体の選出と関係強化をすすめます。
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【パキスタン】 女性病院(WCH)
女性が安心して子どもを産み育てられるように
写真:女性病院のスタッフと病院建物
ビジョン:女性たちが心身ともにより良い生活を送ることができ、ひいてはその子どもたちや家族が幸せになり、地域全体が発展することを目指します。
活動:産婦人科、小児科のクリニック
イスラム社会のパキスタンで生活する女性にとって、子どもを持つこと、特に男子をもうけることは、大きな役割です。妊娠しない、又は子どもがいない女性は、家族から社会から大きなプレッシャーを受け続けています。そのような女性たちが安心して来院できるよう、スタッフのほとんどを女性で構成し、診療費用を安く設定しました。
昨年の8 月から、24時間体制で分娩の受け入れを開始、2020年1月から8月までに、8 人の子どもが生まれました。1日に来院する患者数は平均約10 人(目標は20人)。
パキスタンの新生児死亡率(生後28 日未満の死亡率)は非常に高いので、クリニックで生まれた子どもたちとその母、家族の支援のために、子どもが1 歳半になるまでスタッフが定期的に連絡をとり、状況を確認しています。
女性のための職業訓練:大人のための識字教育を行う一方、読み書きができない女性のために、1 年間で刺繍(ししゅう)と裁縫(さいほう)を学べるソーイングクラスを運営。1日平均6-7人参加しています。
プラスティックバックによる環境問題がパキスタンでも深刻なので、ソーイングセンターではエコバックを販売。地域の女性6人がこの仕事に参加して収入を得ています。
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【パキスタン】愛の手ペシャワール
少数民族の子どもたちに学べる機会を提供
パートナー団体「愛の手ペシャワール」を通してカイバル・パクトゥンクワ州チトラルで寮を運営し、少数民族カラーシャの子どもたちが学校に通えるよう支援します。
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募金目標
800万円
① 郵便振替 00170-9-68590
一般財団法人日本国際飢餓対策機構「クリスマス募金」と明記
②WEBサイトからクレジットカードを利用
※WEBサイトからの募金受付は12月から
12月1日~1月末の期間、クリスマス募金となります。
今回支援する(クリスマス募金)毎月1000円から任意の金額で始めて頂けます。
継続的に支援する