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クイズ深堀解説ページ

世界食料デーにちなみ、このページでは、世界の食料問題に関わるクイズを出題していきます。
遠い国の話に思えることや、これまで考えたこともなかった質問もあるかもしれませんが、まずはぜひ、想像力を働かせて、考えてみましょう。
そして、世界の現状について、もっともっと知ってみましょう。

冊子形式の「世界食料デークイズブック」を既に読んで下さった方にとっては、内容をもっともっと深められるような詳しい解説を載せています。
ぜひ解説までじっくりお読みください!!

Q1 世界の飢餓人口はどれくらいでしょうか
① 6人に1人(13億人くらい)
② 11人に1人(7億人くらい)
③ 20人に1人(4億人くらい)

正解は② 11人に 1人(7億人くらい)です。
飢餓とは、健康的で活動的な生活を送るために十分な食べ物を、長い期間にわたって得ることが出来ない状態のことです。単にお腹が空いているだけではなく、栄養失調によって元気に動くことができなくなったり、病気にかかりやすくなったりと、身体の崩壊に向かって衰弱が進んでいく非常に深刻な状態です。

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また飢餓が広がることでテロや紛争が引き起こされたり、治安が悪化したりと、社会的な悪影響もあります。 そのほか、飢餓によって、生きる希望を失ってしまったり、最低限以下の生活の中で自分には価値がないと感じてしまったりと、精神的・霊的にも深刻な影響があります。

そんな飢餓に直面している人の数は 2014 年以降、少しずつ増えており、最近のコロナウイルスによる経済的・社会的影響により、その数はさらに増えてしまう見通しです。
アジアで約3億 8000万人、アフリカで約2億 5000万人、中南米で約 4800 万人の人々が飢餓に直面しながら暮らしています。
また、飢餓で命を落としている人は、5歳未満の子どもだけで 5~10秒に 1 人と言われています。
国連による「世界食料デー」が制定されて 40年が経った今でも、飢餓は世界的に非常に大きな課題です。

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Q2 世界で作られている食べ物の量は、世界中の全員が生きていくのに十分ですか
① 足りない
② ぴったりくらい
③ あまるほどに十分

正解は③あまるほどに十分です。
世界で作られている穀物の量は約30 億トン。
一人あたり年間で必要な穀物の量を 180kgとして計算すると、全世界の人が生きていくのに必要な量の2倍近い量です。

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ここ50年で世界人口は 38億人から 78億人へと約2倍に急激に増加しましたが、品種改良や農地拡大などの技術革新も著しく、世界規模で見れば常に必要な量以上の食料が作られてきました。
きちんと分け合えば、世界のすべての人がお腹いっぱい食べられるはずなのです。
それなのに、Q1 にあるように、約 7 億人もの人々が飢餓に苦しんでいるのはなぜでしょうか?
このあとの質問も見ながら、いっしょに考えていきましょう。


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Q3 わたしたちが食べている物のうち、外国から輸入している分はどれくらいでしょうか(カロリーベース)
① 40%くらい
② 60%くらい
③ 80%くらい

正解は② 60%くらいです。
日本のカロリーベースの食料自給率はここ 10年、37~39%を推移しており、残りの 60%以上は輸入です。 お米や野菜は国産が多いですが、小麦、大豆、肉、家畜のエサとなる穀物など、身の回りには外国から輸入したものがたくさんあります。
わたしたちの食卓は、世界中から多くのものを買い集めることで成り立っています。
そのため、どこかの国で戦争や暴動が起こったら、その国のものが高くなったり、買えなくなったりして、私たちの食卓にも大きな影響が生じます。

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その一方で、日本では 1 年間に約 600万トン、1日1人あたりおにぎり1個分ほどの量の食べ物を、まだ食べられるにもかかわらず捨てています。
そのうち、お店や工場からの廃棄が多いかと思いきや、半分は家庭からの廃棄です。
私たちは自分たちの豊かな食卓を支えるために、外国からたくさん輸入をしながら、たくさん捨ててもいる状態なのです。

身の回りを見回して、どんな食べ物がどこの国から来ているのか、見てみましょう。
また、1週間にどれくらいの食べ物を捨てているか、考えてみましょう。

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Q4 コロナウイルスの感染症によって飢餓に苦しむ人が増えると予想されています。途上国の人々はどんな影響を受けているのでしょう
① 収入がなくなった
② 病院が満員。治療が受けられない
③ 勉強ができなくなった
④ 1~3のすべて

正解は④ 1~3 のすべてです。
新型コロナウイルスの影響で、世界中の 33億人の労働者の 81%が職場の全面または一部閉鎖に直面し、約 2億人に相当する人々が仕事を失いました。
特に途上国では日雇い労働など不安定な条件で働かなくてはならない人が多く、仕事を失ったり、収入が減ったりしやすく、さらなる貧困に直結する状況です。

また、手洗いなどに不可欠なきれいな水がないことなど、衛生的な環境が整っていないことや、もともと栄養不足で免疫力が弱まっていることなどから、感染予防を徹底することが困難です。
職業や地域によってはソーシャルディスタンスを取ることも難しいことから、感染が広がりやすい環境にあります。
医療システム自体も不安定で、国連開発計画の調査によると、先進国では人口 1万人あたりベッド数は55床なのに対し、途上国では 7 床しかありません。その上、そもそも病院に行けるお金のある人も少ない状況です。

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そして、一部の国では学校が閉鎖され、教育を受けられなくなってしまったことも深刻な課題です。
特に途上国の農村部ではオンライン授業を受けられるような環境が整っていない子どもも多く、対面での授業が休校となれば勉強ができなくなってしまいます。国連開発計画は途上国の小学生の 86%が教育を受けられない状態であると推定しています。
また途上国では 1日の食事が学校給食の 1食のみ、という子どもも少なくなく、休校によって貴重な栄養源だ った給食を食べられなくなったことも切実な問題です。
新型コロナウイルスは、世界中でもともと脆弱な立場に置かれていた、途上国や危機的状況にある国の、子ども、女性、障がいを持つ方々、難民、避難生活を送る方々、そして偏見に苦しむ方々などに最も大きな打撃を与えています。

日本でも様々な影響を及ぼしているコロナウイルスですが、世界ではどんな影響をもたらしているのか、ぜひご自身でも調べてみてください。

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Q5 世界の飢餓の1番の原因はなんでしょうか
① 自然災害(地震・洪水・干ばつなど)
② 人口が多すぎること・増えすぎたこと
③ 自分さえ良ければという考え方(不平等な配分・搾取など)

正解は③ 自分さえ良ければという考え方です。
①の「自然災害」も②の「人口増」も飢餓を生み出す要因となりますが、地球規模で考えてみると「人間の自己中心的な考え方」が根本的な原因といえます。
世界中の食べ物は余るほど作られているのに、その食料がきちんと分配されておらず、日本を含む一部の豊かな国では大量の食べ物が余って捨てられ、今日のいのちをつなぐ食料を必要とする途上国では飢餓が深刻です。

また途上国では豊かな国に売るための食べ物を安い賃金で作っており、自分たちの食べ物を十分に作れず、収入も不十分です。
バナナやチョコレート、コーヒーなど身近な食べ物の産地について調べてみましょう。
私たちが安く手に入れることのできる食べ物の背景には、遠い国で子どもも大人も安い賃金で働き、十分な教育や訓練を受けられず、貧困の連鎖から抜け出せない現実があります。

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加えて、自己中心的な考え方から生まれる戦争や紛争も、それまで築いてきた産業やインフラを破壊し、安定した社会基盤を築くことを妨げることで、飢餓貧困の原因になってしまっています。

飢餓が世界から無くならないことの根底には、世界の歪んだ状況を許してしまっている「自分さえよければいい」という、他人への無関心があるのではないでしょうか。

こちらの視聴覚教材のページもぜひご覧ください。

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Q6 途上国で子どもが学校に行けない理由はなんでしょうか
① 家で仕事を手伝わないといけないから
② 学用品を買うお金がないから
③ 栄養失調で病気になっているから
④ 1~3のすべて

正解は④ 1~3 のすべてです。
家で仕事を手伝わないといけないことの背景には、子どももいっしょに働かなければ、一家全員が食べることができないほどに収入が少ないという事情があります。さらに深刻なものとして「児童労働」といって、家での仕事の手伝いとはまた別に、強制的に働かせたり、子どもの健全な成長を妨げたりするような、心身への負担の大きい仕事に就かされている子どもたちもいます。国際労働機関(ILO)の2012〜2016 年の報告書によると、児童労働者は全世界で 1億5200 万人にものぼると推定されています。
また授業料自体は無料だったとしても、学用品は各自で用意する必要があり、そのお金が十分になければ通学を諦めざるを得ません。

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そして、飢餓貧困が深刻な地域では、栄養失調のため健康を維持することができず、学校に通えるような体力が残っていない子どももいます。学校に通い、勉強に集中するために必要な最低限の栄養さえも摂取できていないのです。
その他にも、国・地域によっては、まだ幼いうちに結婚させられてしまうために学校に行けなくなってしまう子どもたちもいます。また学校の数が少なく、遠い場所にあって通えなかったり、先生が不足していたりと、教育を受ける環境が整っていないところもあります。
小学校に行けない子どもたちは、世界で 5900万人もいるといわれています。

ハンガーゼロの活動の一つ「チャイルドサポーター」は、子どもの健康、教育、家庭環境などを良くしていくための活動をしながら、子どもたちが家庭や地域で健やかに成長できるようにお手伝いしています。
チャイルドサポーターの活動について、詳しくはこちらをご覧ください。

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Q7 ハンガーゼロのモットーは「わたしから始める、世界が変わる」です。
ここまで学んできた世界の食料問題・貧困問題の解決のために、あなたにできることはなんでしょうか 。
この問題には、選択肢はありません。
こたえは一つではありません。
ぜひ自分 1人ででも、ご家族やお友達といっしょにでも、じっくりと考えてみましょう。 日本にいてもできることが、きっとあるはずです。

また、ぜひ参考までにこちらのページをご覧ください。

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