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2022年12月15日
11月3日から開催されていた福音落語家でハンガーゼロ親善大使のゴスペル亭パウロ(小笠原浩一)さんの落語公演、4回目(三日目・5日)の公演はグレイスワーシップチャーチの子ども食堂で開催され、子どもたちが対象です。
演目も子ども用に用意された「どうぶつえん」(古典落語)と「たちむかえ しょうねんダビデ」(福音落語)。
MAIKAさん(高校生)によるけん玉ショーや草笛コンサートなどのプログラムも準備されていて、近くの学童の子どもたちも来てくれ、真剣に聞いていました。
子どもたちにどのようにして伝えるのだろうと思っていましたが、普通に話すと難しい内容でも、落語にしておもしろおかしく話すと、案外、すーっと入ってくるようです。
段々と落語のおもしろさが分かってきました。
5回目(同日・5日)の公演は那覇バプテスト教会。沢山の方々がご来場くださっていました。
会場教会のメンバーでもある「アイアム」の漫才もあり、関心も高く爆笑する場面も多くありました。
3席設けられ、演目は①古典落語:癪(しゃく)の合い薬 ②罪ゆるされた女 ③十字架の右(完結編)でした。
一席目、二席目、アイアムの漫才と笑いの連続であった会場が、三席目の「十字架の右(完結編)」になった時には真剣な様子に雰囲気がガラッと変わりました。
6回目(四日目・6日)の公演も、他に予定があり出席することはできませんでしたが、牧港中央バプテスト教会でした。
ふと、モヤモヤとしていたものがあって、田村スタッフにお聞きしました。
演目「癪(しゃく)の合い薬」の中で額の二つの歯形に何か意味があるのか・・・。ということです。
「罪ゆるされた女」が分かってくると、「あれは、どういう意味だったのかな・・・」と気になってきました。
ここでも一つ一つ、説明していただき、ようやく理解ができたのでした。
みけーん、ちちゃしが・・・。(3回も聞いたのに・・・。)
みけーめにし、ゆーやく!(3回目にしてようやく!)
説明していただくまでは、実はあのお嬢様は、お嬢様ではなく妖女だったので、歯形がついてしまったのかとも考えました。
(話を変えるな!それは落語とは言えない!)との声が聞こえてきそうです。
ここで"ふり"が大切だったことが分かったのでした。
どうやら、そこをしっかり聞かないと"おち"も分からない!ようです。
「落語」を「落語」として聞くには、もっと沢山の落語を聞かなくてはならないようです。笑
福音落語ツアーも、最後の1回を残すのみとなりました。
7回目(四日目・6日)小禄バプテスト教会主催で、会場は教会の道向かいの自治会館です。100席近い椅子が準備されています。期待や取り組みの高さを感じました。
演目は①防災落語 ②サウロの改心 ③罪ゆるされた女の三席でした。
ここまでくると、話の一語一句、注意深く聞くようになりました。言葉一つ一つに、この言葉は後で"おち"に繋がるのかも知れないと、聞き漏らさないようになっていました。何回も聞いた「罪ゆるされた女」は余裕で聞くことができました。
防災落語は聞きたかった演目でした。
小学校3年生の男の子とお母ちゃんのやりとりを通して防災について分かり易く学ぶことができます。
日本は世界の総面積の0.25%。震度5以上の地震が日本近海で起こるのは世界の約2割(19.5%)。
日本は4つのプレートにのっている国。
地震はいつ起こるかわかりません。いざ地震が起こったとき何もできない。日頃からの備えが大事!
タンス、食器棚、冷蔵庫などが倒れないような対策。トイレの中の場合、お風呂の場合の対応や、避難袋(備蓄品)等やローリングストック方式(日常的に非常食を食べて、食べたら買い足すということを繰り返すことによって、常に新しい非常食を備蓄する方法)、ガス、電気の確認、水の確保、最後に安全に避難したことを知らせる張り紙についてなど、災害に備える心構えを分かり易く伝えてくださいました。
今、一度、防災について考える機会になりました。
我が沖縄県はどうなんだろう!
次回、一緒に考えてみたいと思います。