世界の飢餓ニュース

私たちの知らないところで起きている飢餓問題の現状を知ろう。

【WFP 報告】世界の飢餓は増え続けている

 食料支援機関である国連WFP(World Food Programme)は11日、報告書「世界の食糧安全保障と栄養の現状」を発表した。それによると、世界の飢餓人口の増加は続いており、2017年、世界で約8億2100万人、9人に1人が飢えに苦しんでいる。

 過去3年間で飢餓は増加を続け、それによって一度上向きになった数字は、10年前の状況に逆戻りした

 原因の一つが、急激な気候変動だ。熱帯および温帯地域では、小麦や米、とうもろこしなどの主要穀物の生産が脅かされている。報告書の分析によると、極端な気象現象により多くさらされている国では、栄養不足人口の割合と数がともに高い傾向にある。住民の多くが農業に依存している地域では、極端な気象の影響はいっそう深刻で、栄養不良がより拡大している。

農作物栽培地域における異常気温は、2011年から16年の長期平均値よりも継続的に高く、過去5年間、猛暑が頻繁に発生している。また、雨季の開始時期の早まり・遅れ、季節内の不均一な降雨分布など、雨季の特徴も変化している。

子どもの栄養不足も深刻だ。2017年には、5歳未満の約1億5100万人の子どもが栄養不足による低身長という。地域別では、39%がアジア、55%がアフリカに住んでいる。低体重児の割合はアジアできわめて高い。ラテンアメリカ・カリブ海諸国では、子どもの100人に1人なのに対し、アジアでは10人に1人だ。

また、出産年齢の女性の3人に1人が貧血で、女性とその子ども双方に重大な健康と発達の影響を及ぼしている。母乳のみで育つ子どもの割合はアジアとアフリカで高く、その数字は欧米の1・5倍。母体の健康が乳児の健康にもつながるのだ。

一方で、成人の肥満も深刻化している。世界の成人の8人に1人以上が肥満。これは北米で最も顕著で、アフリカとアジアでも上昇傾向にある。

肥満と栄養不足が共存する状況の中で、日本に住む私たちができることは何なのか。一人一人の行動がよりいっそう求められる。

ハンガーゼロに向けてより一層の努力を
ハンガーゼロ では、国連「世界食料デー」に賛同して、10月と11月に全国29会場で市民参加型によるハンガーゼロ「世界食料デー大会」を開催します。ぜひご来会ください。

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