世界の飢餓ニュース

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【FAO報告】世界の39ヵ国に飢餓対策が必要

 苛烈な紛争と急激な気候変動は、世界中で農業形態の再考を迫り、国連の食糧支援に依存する39カ国に飢餓を引き起こしている。食糧農業機関(FAO)の食糧状況報告書によると、アフリカ31カ国、アジア7カ国、カリブ海諸国のハイチでは、外部からの食糧支援が不可欠な飢餓状態にある。

 特に内戦と人口移動は東アフリカと近東の食糧不安の主要な要因である。南アフリカの干魃は穀物生産量の減少を招いた。中央アフリカ共和国、ナイジェリア、南スーダン、シリア、イエメンでは、極端な気候変動と共に民間紛争が人々の飢餓状態に拍車をかけている。紛争解決は、特に人道的支援を要するイエメン1,780万人、食糧生産の減退と市場の機能不全に直面している中央アフリカ共和国の約200万人にとって、喫緊の課題である。

穀物は依然として重要
 食生活における穀物の世界的な重要性は自明である。特に植物由来のタンパク質と栄養源に依存する地域において、穀物は重宝される。南アフリカの穀物生産は気候変動により減衰し、食糧不安を高める一方で、東アジアの膨大な降雨量は穀物生産を増加させた。しかし、同時に、雨は各地で洪水被害をもたらした。

 報告書によれば、ユーラシア大陸北部では、春季の好天が生産回復を促し、西部では例年どおりの収穫量に回復すると予想される。また中近東・中央アジアにおける予測降雨量は平均未満と見られる。加えて長引く紛争が農業活動を妨げ続けるため、2018年の穀物収穫量は「平均以下の水準」となる見込み。しかし、極東地域では、水田の生産量が増加し、わずかに上昇傾向にある。

 ラテン・アメリカとカリブ地域でも穀物生産量が気候変動の影響を被っている。トウモロコシの収穫量を鑑みるに、南アメリカの乾燥した天候が、昨年度統計と比較して、2018年の生産量を低下させたといえる。メキシコを除く中米とカリブ海周辺では、雨の影響で、トウモロコシ生産量が低下した。

 報告によれば飢餓対策が必要な39カ国は、アフガニスタン、ブルキナファソ、ブルンジ、カーボベルデ、カメルーン、中央アフリカ共和国、チャド、コンゴ、朝鮮民主主義人民共和国、コンゴ人民共和国、ジブチ、エリトリア、旧スワジランド、エチオピア、ギニア、ハイチ、イラク、ケニア、レソト、リベリア、リビア、マダガスカル、マラウイ、マリ、モーリタニア、モザンビーク、ミャンマー、ニジェール、ナイジェリア、パキスタン、セネガル、シエラレオネ、ソマリア、南スーダン、スーダン、シリア、ウガンダ、イエメン、ジンバブエである。

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