世界の飢餓ニュース

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イエメン内戦で世界最悪の人道危機、和平協議始まる

イエメン内戦をめぐって、国連主導の和平協議が12月6日、2年ぶりにスウェーデンの首都ストックホルム近郊で行われました。
イエメン共和国はアラビア半島南端にあるが、2015年から今も内線が続いており、これまで1万人以上が死亡、人口2800万人のうち「1200万~1400万人」(世界食糧計画)が飢餓の危機にある。コレラも蔓延(まんえん)しており、「世界最悪の人道危機」(国連)と言われている。

イエメンでは、民主化運動「アラブの春」の影響により独裁政権が崩壊したが、2015年から内戦に陥った。サウジアラビア主導の有志連合を背景とする暫定政権と、イランが支援するイスラム教シーア派系武装組織フーシ派が交戦を続けており、中東で覇権を争うサウジとイランの代理戦争の色彩が強い。

和平協議は15、16年にも開かれたが、内戦収束には至らなかった。今回の協議では、人道支援物資の荷揚げ港がある紅海沿いの主要港ホデイダでの停戦や、サヌアの空港利用再開ができるかが焦点になる。

赤十字国際委員会(ICRC、本部・スイス)は先月19日、イエメン国内の映像を公開した。避難民キャンプや破壊された病院、治療を受ける栄養失調の子どもの様子などが記録されている。

避難民の男性は、「食料や医薬品は不足し、医療的なケアはなく、水も足りない」と訴え、医師は「1週間に25人ずつ新たな栄養失調患者がやって来る。国全体が飢餓の危機にひんしている」と話す。

児童支援のための国際非政府組織(NGO)、セーブ・ザ・チルドレンは先月21日、「これまでに5歳未満の子ども約8万5000人が極度の飢餓により死亡した可能性がある」との推計を発表した。

「飢餓や病気は回避可能であるにもかかわらず、それらにより死亡する子どもは、爆弾や銃弾で死亡する子ども1人に対して数十人の割合に上る」と声明で訴える。

国連はイエメン内戦による餓死者の数字を発表していないが、先月、人口の約半分に当たる1400万人が飢餓の危機にさらされ、人道支援に全面的に依存せざるを得なくなる恐れがあると警告した。現在、飢餓寸前の状態にある人は840万人に上ると見られている。

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