世界の飢餓ニュース

私たちの知らないところで起きている飢餓問題の現状を知ろう。

宗教過激派組織「ボコ・ハラム」が国際援助団体ACFスタッフ誘拐

 世界各地の宗教的伝統は、祈りと修養のために「断食」することを勧めている。確かに「過食と飽食」は時代の病だ。知恵をもって食事を制御・節制することは、人類の栄養状態と持続可能な社会と環境の開発にとって必須と言える。同時に、多くの人々にとって、どの宗教を信じていても「飢餓」は大きな問題のはずだ。「飢餓」は、人類全体の課題である。しかし「宗教と飢餓」の関係を考えさせられる事件が発生した。

 ナイジェリアでは、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」による誘拐事件が多発している。2019年7月26日、フランスの国際援助団体「アクション・アゲインスト・ハンガー(ACF)」のスタッフ6人が誘拐された。犯人グループが公表した映像には、ムスリム男性5人らと共に、クリスチャン女性グレース・タクさんの姿が確認できる。

 グレースさんは、動画において、誘拐されて以来、今自分たちがどこにいるか不明であり、それぞれに家族と子供がいる語り、「私たちはナイジェリア人のために働いているナイジェリア人で、飢餓対策を求めています」と訴えた。そして、政府が何も対応しない場合は、他の人々のよう殺害されるだろうと結んだ。

 事実、2018年2月以来、一年半以上も行方不明だった女子学生レア・シャリブさんの殺害を、犯人はグレースさんに公表させた。レアさんは、「ボコ・ハラム」に誘拐された「ダプチの少女たち」の一人であり、誘拐当時、棄教を迫られるも拒否。結果、行方不明となり殺害された。サハラ通信社など現地メディア、BBCなど世界各紙が報じ、国際社会の注目を集めている。

 米国ピュー・リサーチによれば、2060年までにキリスト教とイスラム教の両方において、ナイジェリアは世界第3位の宗教人口を擁する国となる。人口の増加、都市の開発、過食と飢餓は、どちらの宗教にとっても喫緊の課題である。現地ナイジェリア・ボルノ州で、グレースさんらは宗教を問わず、現地の飢餓対策のために働いていた。

(写真)BBCニュースサイトより

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