世界の飢餓ニュース

私たちの知らないところで起きている飢餓問題の現状を知ろう。

「南から南へ」―貧困と飢餓と戦う国際協力の現場

 国連食糧農業機関(FAO)は、貧困・飢餓と戦う取り組みを、発展途上国と開始している。先進国の多くが北半球に集中するが、FAOは「南から南へ:SSTC」をコンセプトに、発展途上国とともに動いている。

 例えば、この取り組みにおいて、タイとアフガニスタンが動物飼料試験の改善で提携した。タイの動物飼料の専門家が、アフガニスタンの試験施設で現地の実験技師と知識を共有したのだ。一般に、アフガニスタンの家庭の約75%が収入と食事を家畜に依存している。従って飼料を高い品質で保つことは、生産性、健康、福祉において最適レベルを達成するために必要不可欠となる。

 カブールでは、アフガン農業灌漑畜産省(MAIL)によって新しい飼料試験施設が建設され、FAOは技術訓練と基本的な実験器具を提供。タイからは2人の専門家が派遣され、実験技術の向上トレーニングが実施された。

 「南から南へ」の標語のもとで、コンゴ民主共和国と中国のパートナーシップも行われている。コンゴでは、中国から農業専門家チームが派遣され、地元農家の米・野菜の生産、畜産、水産養殖を支援した。コンゴは天然資源が豊富で広大な国土を誇るが、栄養失調と食糧不足が差し迫った課題となっている。中国は、世界最大の「米」生産国として、コンゴにおける農業の効率化を支援している。地元農家は、乾季の長い地域に最適な「乾燥床苗」の重要性、土壌管理と配合施肥法を学んだ。結果、技術提供と訓練を受けた全拠点が以前よりも高い収穫を達成し、収穫高は約1.3~4.6倍という驚くべき増加を示した。

 実は、中国は、FAOとともに最初に「南から南へ」という取り組みに参加した国である。FAOと中国のパートナーシップが10年を迎える今年、ウガンダでは記念式典が予定されている。2030年までに持続可能な開発目標を達成するためには、従来の協力モデルを革新し続ける必要がある。グル―バル化と経済成長、環境保全と気候変動に対応し、「飢餓」を終わらせるためには、より広範な基盤を構築し、FAOと中国の協力関係にみられるように、国際社会が包括的にアプローチする必要がある。

©FAO/Freshta Ghani

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