世界の飢餓ニュース

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FAO発表「COVID-19時代における食の安全」

 国連食糧農業機関(FAO)は4月26日、「COVID-19時代における食の安全」と題して文書を発表した。同文書によれば、「現在、パンデミックの原因となっている新型コロナウイルス(COVID-19)が、一般的な家畜によって感染拡大する証拠はない」という。すなわち「農業と畜産において主要な、鶏、アヒルなどの家禽類、豚、牛などの家畜動物(またはラクダ、馬、羊、山羊、ウサギ、モルモット、魚など)が、感染源となった証拠はない」という意味である。ただし、言うまでもなく、動物やあらゆる食品は、すでに病原体に汚染された道具や機器のある環境、それらの表面を触れている場合、適切な洗浄が必要となる。

 FAOは、特に以下の3点を強調している。
1. 一般的な家畜または動物由来の食品が、人間をウイルスCOVID-19に感染させる可能性は確認されていない。
2.  COVID-19のような新しい病原菌の出現を防ぐためにも「食物連鎖」を環境汚染から守ることが必要となる。これは同時に、食中毒の減少にもなる。
3. 適法かつ適切に準備され、市場取引されている動物由来の食品は、安全基準を満たしている。

 FAOは、これを踏まえた上で、COVID-19の動作特性は、重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸症候群(MERS)など、同様のデータに基づいて予測できると述べた。またコウモリ等を食したことによって感染発生したとの仮説もあるが「これについての継続的な感染の証拠がない」としている。すなわち、食物連鎖――肉食による人間への感染は、現時点で仮説に過ぎない。それゆえ、一般的な原則に基づいて考える必要がある。つまり、どのような農法・業者から仕入れたのであれ、その食品の衛生環境、消費者個々人の衛生状態、食品安全性の継続的な確立こそが、有害な病原体から「食の安全」を守ることになる。

 FAOは、安全な食糧の安定供給という「食の安全保障」のために、また食品防疫のために「食品の国際規格Codex Alimentarius」など、参照すべきだと呼びかけている。

© FAO 2020

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