世界の飢餓ニュース

私たちの知らないところで起きている飢餓問題の現状を知ろう。

「持続可能な食糧システムの構築で」FAOとEUの取り組み

 天然資源を保護し、すべての人の「食糧安全保障」を確保しながら、COVID-19パンデミックからの復興を目指すためには、農業と生態系の連関を見直し、「生物多様性」のもつ潜在性を最大化する必要がある――6月26日、ブリュッセルにて開催された世界食糧農業機関(FAO)と欧州連合(EU)はバーチャル・ディスカッションにおいて共通見解に達した。

 ク・ドンギュFAO事務局長は、「生物多様性こそ、農業と食糧生産を改善し、地球の資源と生態系を維持するために必要不可欠だ」と述べた。地球規模の気候変動への対応は、技術的・デジタルな解決策だけでは不十分である。その点、2019年12月に締結された温室効果ガスのさらなる削減を目指す「欧州グリーンディール(EGD)」の重要性は何度確認されてもいい。EGDは2050年の欧州における温室効果ガスの排出ネットゼロ、カーボンニュートラルを目指している。

 「ネットゼロ」とは、ある建物のエネルギー消費量を、省エネ化や再利用によって削減し、年間消費量を概ねゼロ前後とする取り組みである。また「カーボンニュートラル」とは、産業製品や生産過程におけるCO2の循環量をプラスマイナス・ゼロに抑える活動である。米国パソコンメーカーや英国の地方自治体などが継続的に活動している。

 農業と「生物多様性」の両立を目指す、EUとFAOの協力関係は1991年以来、アフリカ、アジア、ヨーロッパ、近東、ラテンアメリカにおいて継続している。特に2016~2019年の間に、EUはFAO実施のプロジェクトへ、9億3,200万ドル以上を拠出してきた。

 EUの協力により、アフリカにおける農薬使用の管理改善、また60カ国以上での森林減少への対策、野生生物保護と食糧安全保障の均衡を目指したプログラムがなされてきた。

 持続可能な人類と地球環境の関係構築は、非効率な開発と過度な環境負荷による気候変動による「貧困と飢餓」への抑止となる。

©FAO

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