世界の飢餓ニュース

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【FAO】ソマリア、210万人が急性「飢餓」に直面へ

 国連食糧農業機関(FAO)の食糧安全保障・栄養分析ユニット(FSNAU)、飢饉早期警戒システムネットワーク(FEWS NET)は、ソマリアにおいて210万人が急性「飢餓」の危機にあると発表した。同国における「グー明け(年2回ある雨季の一つ)」の評価結果によると、現在までに食糧安全保障と栄養状況の全体的な改善があったにもかかわらず、2020年12月までに人道支援がない場合、210万人のソマリア人が急性「飢餓」に直面する可能性がある。

 ただし、急激な食糧不安に直面するソマリアの人々の人口は、以前の予測からは減少している。複数の要因があるが、家畜輸出などによる当該世帯の家計圧迫は予想よりは少なかったこと、また何よりもサバクトビバッタに対する防除活動により、その被害を一定程度は食い止めてきたことなどが挙げられる。同時に、諸外国からの大規模で継続的な人道支援、また同国政府の支援の効果も大きな役割を果たしている。しかし、それでも210万人の生活と生命が危機にさらされる可能性は否めない。

 FSNAU-FEWS NETの報告書は、数年に一度起きる「ラニーニャ現象」の複雑化とその影響により、2021年には人道支援がさらに必要となる可能性を指摘。気候変動による旱魃は、現時点ですでにソマリア国内に260万人の避難民を生んでいる。これがさらに増える可能性がある。

 同報告書によれば、ソマリアでは 約85万人の子どもが急性栄養不良に直面しており、そのうち 14.5万人が今後1年以内に深刻な栄養不良となる見込みだ。FSNAUとFEWS NETによれば、季節的な要因に加え、牛乳へのアクセス、家庭用穀物食品のストックの減少、穀物価格の上昇など、「食糧安全保障」の悪化が予想される。それゆえ、同国の対象世帯と地域に対する継続的な「栄養」確保のための国際的介入をより強化するとともに、現在、その支援が行き届いていない地域にも拡大されなくてはならない。

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