世界の飢餓ニュース

私たちの知らないところで起きている飢餓問題の現状を知ろう。

コロナ禍で進む飽食の国アメリカの「貧困と飢餓」

 米国において政府からの食糧給付に依存する人の数が2020年9月に比して14%急増した。米国農務省の発表によれば、新型コロナウイルスの影響により職を失った人々など、約4,300万人が政府栄養支援プログラム(SNAP)に登録している。約一年前、2019年9月時点における同プログラムへの登録者数は約3,700万人。先進国においても「食と栄養の安全保障」が徐々に崩れていることが見受けられる。

 食に関する研究・実践センター所長ルイス・ガーディア氏は、これらの現状についてSNAPのほか支援策がなければ、「事態がはるかに悪化することを示している」と指摘。行政と議会が連携し、貧困と飢餓に直面し始めている数百万世帯に対する健康的で栄養ある食事の確保、早期の経済回復を進めなければ、現状が悪化の一途をたどるとの見解を示した。

 1年を超えるパンデミックという未曾有の事態に、先進国であれ対応し切れない様子がうかがえる。アメリカ国勢調査局の報告によれば、「今月、成人2,300万人が家族に食事を提供するのに苦労したことがあった」と回答。これらの状況を鑑み、バイデン大統領は、農務省が各州のSNAP給付量の増加に関する大統領命令に署名した。

 米国で外出禁止令が発せられ、経済的影響が見られ始めて以来のSNAP受給率は増加の一途を辿っている。2020年2月には3,600万人、2カ月後の4月には4,000万にまで拡大している。さらに6月には4,300万を突破。フロリダ州、ジョージア州では30%以上増加した。また世帯あたりの費用も2019年9月の約237ドルから348.38ドル(2020年9月)に増加している。

 先進国にして飽食の国アメリカにおける「貧困と飢餓」はコロナ禍によって確実に拡大している。

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