世界の飢餓ニュース

私たちの知らないところで起きている飢餓問題の現状を知ろう。

国連、飢餓問題について警告

 国連は9月28日、世界的に懸念される問題として「食糧不足、飢餓、栄養失調」に言及し「食料の無駄」を減らす具体的行動へ踏み出すように世界に訴えた。背後には、世界食糧農業機関(FAO)がまとめた2019年の報告がある。同報告は全世界で流通した食品の17%が最終的に廃棄された衝撃の事実を伝えている。
 9月29日「食料ロス・廃棄啓発のための国際デー」に先立って、FAOはCOVID-19パンデミックにより、現在さらに1億3200万人が「飢餓」と栄養失調の不安に直面すると述べている。
 食品廃棄物の問題は、事実上「地球規模」の問題だ。食糧不安、飢餓、栄養失調は全世界に影響を及ぼす課題であり、8億1,100万人が飢餓に苦しみ、20億人が微量栄養素(ビタミンやミネラルなど)の欠乏に苦しんでいる。また数百万人もの子どもたちが発育阻害と消耗、致命的な栄養失調の状態にあると言われる。「健康的な食事」のためのコストは上がるばかりで、それは欧州でさえ「手の届かない」ものとなっている。
 この現状を打破するためにはイノベーションが必要であるが、特に食品廃棄物に関する抜本的な削減と改革が必須となる。フードロスを削減すること自体が、農作物と食品流通システムを改善することになり、食品の安全性と質の向上、食の安全保障に重要な効果を及ぼす。それは温室効果ガス排出量の削減、持続可能な開発と表裏一体の問題ともなっている。そのために以下の課題が掲げられている。

・食品ロスと廃棄物の削減、食料システムの持続可能性の強化
・システム効率の上昇、イノベーションと技術、インフラへの投資
・食品廃棄物の堆肥化と防止の同時推進、環境負荷の低減
・フードロス対策のための人的資源の開発
・国と地域ごと、地方自治体、企業、個人による適応と方向の調整

 これらすべてを踏まえた上で農業食品システムの回復と改善を目指すことが求められる。パンデミックの影響によって「貧困と飢餓の撲滅」は一部停滞をやむなくされているが、なお前進が必要である。

Image by Miguel Á. Padriñán from Pixabay

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