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露ウクライナ戦争のアフリカ食糧事情への影響

 COVID-19パンデミックにより危機にさらされていたアフリカ諸国の食の安全保障が、露ウクライナ戦争により、さらに悪化し、重大な危機が訪れると国連の専門家らが予見している。

 ロシアによるウクライナ侵攻は、世界の金融市場とサプライチェーンの不安を煽り、食品価格の上昇を招いている。両国とも世界を支える穀倉地帯と呼ばれており、特にアフリカへの小麦、ヒマワリを輸出している。アルジェリア、エジプト、リビア、モロッコ、チュニジア、ナイジェリア、エチオピア、スーダン、南アフリカは両国より輸入する小麦の80%を占めている。2025年までに7650万トンに達すると予測されていた。

 しかし、COVID-19と露ウクライナ侵攻は、何千万人もの人々を貧困に追い込み、特にアフリカ諸国の一部では民主主義の後退を招いたとみられている。

 これは前例なき危機的状況であると有識者らは指摘する。UNDP上級アフリカ経済技官のレイモンド・ギルピン博士によれば、大陸が食料、燃料、医薬品、消費財の輸入に依存しているため、世界的なインフレの上昇に対して特に脆弱であり「サヘル緑化でなされた重要な進歩は、森林破壊へと再び逆転するだろう」と述べた。

 既存の危機、パンデミックによるインフラと経済の停滞、そして露ウクライナ戦争による食糧輸出の停滞が、貧困と飢餓にあえぐアフリカ諸国にとって危機的状況をもたらしている。

 これらを受けて、アントニオ・グテーレス国連事務総長は、セネガルを訪問し「社会経済情勢について話し合うとき、ウクライナでの戦争とそのアフリカへの影響は言うまでもない」と三重の危機を再確認した。アフリカ大陸全体の食糧、エネルギー、金融の危機が人々を「貧困と飢餓」に直面させんとしている。

 無関係と思われる欧州での戦争がアフリカ諸国の人々の生活を破壊している。

写真=UN Development Programme's(UNDP)ジュネーブTwitterより

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