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国連安保理:ハイチへの人道支援の必要認識

 ハイチにおける人道危機が懸念されている。国連は、同国の暴力組織による著しい治安の悪化、経済の破綻、燃料供給不安が重複し過去にない状態と認識と発表。ギャングの暴力は、一般的なハイチ人の日常生活を混乱に陥れている。すでに2万人が家を追われたと言われ、100万人以上が影響を受けたとみられる。さらに150 万人近い女性が強姦被害にあっていると推定される。この極度の社会不安は、経済崩壊を招き、現地では食糧価格が高騰。燃料にいたっては闇市でしか入手できないとも言われる。
 結果、世界食糧計画(WFP)は同国における食の安全保障を保つことが「非常に困難かつ危険」だと発表。栄養失調に直面する450万人、また致命的段階にある130万人が深刻な「貧困と飢餓」にさらされている。
 ほぼ無法地帯と化したハイチでは暴力組織が人道支援倉庫を略奪。WFPはわずか1週間で人々に配布するための備蓄食料の3割を喪失。同様のことが、ハリケーン被災時にも頻発しており、すでに国連と関連支援機関は約 600万ドルの損失を計上している。しかしながら「貧困と飢餓」撲滅には、継続的な支援が必要であるとして、WFPと支援機関は援助と求めている。
 なぜならハイチにおける貧困と飢餓は、そのまま違法人身売買に直結しているからだ。暴力組織は、人々の日常と社会の安定を奪うだけでなく、ハイチの人々の平和への努力をも踏みにじっている。彼らは人身売買のみならず、麻薬、銃器、弾薬の違法取引も行う。これらの犯罪行為が、そのまま同国の貧困と飢餓をさらに悪化させ加速させることになる。
 またドミニカなど近隣諸国にもハイチの犯罪組織の行動範囲は広がっており、国連と関連諸機関は港湾と国境の検問所での抑止に務めている。
 環境破壊と気候変動のみならず、持続可能な経済システムの確立による治安維持と社会不安の解消もまた「貧困と飢餓」撲滅に必要不可欠であることを、ハイチの現状が示している。

David Greenwood-HaighによるPixabayからの画像

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