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ザンビアにおける気候変動と貧困と飢餓

 ザンビアで、とあるシェフが貧困と飢餓の撲滅のために立ち上がった。国連WFP(世界食糧計画)親善大使アンドリュー・ジマーン氏は、著名なシェフでもある。彼はザンビア南部に位置するモンゼ地区、グウェンベ小学校で温室栽培の方法を伝えることなどを通じて貧困と飢餓撲滅を見据えて気候変動対策に取り組んでいる。

 ジマーン氏は語る。「学校の温室での収穫、女性農家との面会を通じ、WFPのような国際組織が学校や地域社会、政府と協力し、気候危機に取り組みながら、健康で安全な食料システムを築くことが本当に大切だと確認しました」。事実ザンビアは気象変動の影響下にあり、洪水、干ばつなどの自然災害が深刻な問題となっている。世界各国が気候変動について議論する「COP28」でも課題として挙げられている。

 ザンビアでは同国内150万人の小規模農家が食料の90%を生産しており、その多くが女性である。WFPなどの国際組織はこれら小規模事業者を支援するプログラムを提供し、持続可能な農業、ビジネス展開を目指す。

 ジマーン氏は語る。「ザンビアの人々が自ら解決策を見つけ、食糧不安に立ち向かう力を身につけることが重要です」。ザンビアにおける小さな地元の課題に対処する解決策が世界全体に影響を与える可能性があるからだ。ザンビアを含むアフリカ大陸南部に位置する国々では、平均気温が2050年までに最大3℃上昇すると予想されている。そして過去数十年にわたり年間降水量は減少し続けている。

 気候変動の衝撃、経済的苦境、新型コロナウイルス感染症の影響は間違いなくザンビアにおける「貧困と飢餓」を強化し、食糧不安を深刻化させている。報告によれば、同国人口1,800万人のうち、約半数が貧困線以下の水準で暮らしており、日々飢えと闘っている。また5歳未満の子どもの 3割以上が発育不全となっている。

 ザンビアだけでなく同様の状況にある国と地域では、貧困と飢餓の撲滅は気候変動対策と連動する喫緊の課題である。ジマーン氏の取り組みは地球規模の問題への小さく確実な一歩となっている。

Image by Moffat from Pixabay

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