ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。
2024年09月09日
8月23日から9月3日まで、名古屋市昭和区にあるギャラリー「ガルリ・ラベ」において、「平和のかけらたち~pieces of nine 2024~」と題して、展示即売会が開かれました。
この展示会は、平和憲法とも言われる日本国憲法第9条を基として、国民投票法が可決された2007年に、名古屋芸術大学で立ち上げられた展示会です。
戦争がはじまれば、必ず人が死ぬことは、ウクライナやガザで目の当たりにしているだけではなく、79年前に日本人も経験した悲しい出来事です。
「不戦・非戦」の立場で、『平和について考えた』作品が陳列されていました。
(パンフレットより引用)
そのなかでも特に目を引いたのは、「贈り物、家族、良き悲しみ」という作品です。
形は整えられた四角形ではなく形の崩れた五角形で、それは秩序が崩れた世界を表しているようでした。
その表面は熱でただれ模様になった銅板が、木の骨格に貼られており、それもまた傷ついた人々の心を表しているようでした。
その中心部には小さな鏡が埋め込まれており、そこを覗くと自分の瞳だけが映るようになっていました。
それはその鏡を覗き込む人が世界を見ているようで、実はそこに自分の心が映し出されているという意味だそうです。
罪深い人間、自分の心が見透かされているようです。
この展示会を主催した美術家の西村正幸さんは、展示会で販売された絵画や、グループ展のオリジナルカレンダーなどの売上げから、ハンガーゼロへの支援を続けて下さっています。
また世界食料デー名古屋大会の運営にも、これまで長く関わって下さっています。
こうした平和への祈りが込められた募金が、戦禍のなかにある人々あるいは自然災害などで苦しんでいる人々の支援のために役立ち、一日も早く平和と復興がなされ、大きく実を結ぶことを祈らざるを得ません。
第26回 世界食料デー名古屋大会開催!
https://www.hungerzero.jp/event/2024/20240827_00468.html