ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。
2024年10月17日
2023年の世界食料デーは、大会やイベント、多くの団体や個人の方々にご協力頂き、募金目標2,000万円を達成することができました。心からの感謝を申し上げるとともに、募金使途をご報告させて頂きます。
コンゴ民主共和国 ... 紛争予防と対話の枠組み
プウェトでは全13の参加コミュニティが共同農園を1ヘクタールに広げ、食料確保が安定。住民の栄養状態も向上しました。キンシャサとルブンバシでは給食を継続して提供し、子どもたちの健康状態の改善と継続的な通学、成績向上が見られました。カレミでは平和構築のためのファシリテーターを養成し、紛争予防と対話の枠組み「Spaces for Peace」を3つの村で開始しました。
ケニア ... 気候変動を学ぶためのモデル農園
乾燥・半乾燥地域の遊牧民のコミュニティ、ソロロ地区の住民が、気候変動に対応するための知識や技術を学ぶためのモデル農園をダダチ・エレレ小学校に設立しました。
エチオピア ... 紛争被害の女性や子どもを支援
ジェンダーに基づく暴力などティグレ州での紛争の影響を大きく受けた女性や子どもたちの保護と心のケア、生計立て直し、教育などの支援を行いました。
フィリピン ... 中・高等教育へのステップアップ
支援の手を離れたアルサビ村で初の卒業式が行われ、8名が卒園、22名が小学校を卒業しました。村には中学校がなく、遠方まで通う経済的余裕がない家庭が大半です。そこで、中・高等教育を受ける子どもたち対象の奨学金支援を行うため、調査とオリエンテーションを実施しました。
インドネシア ... 研修で学んだ知識を実践
気候変動のリスクと環境にやさしい農業について農家75名が研修を受け、有機肥料の作り方や病害虫防除などを学びました。昨年度設立したモデル農園の活用が始まり、3つのグループが研修で学んだ知識を実践。収穫した農作物は市場でも販売し、収入向上に役立てました。メンタワイ諸島では発育阻害の割合が高いため、保健員やボランティアを養成し、妊娠期の健康に関する啓発や乳幼児の食事に関するカウンセリングを実施しました。
このほか、南スーダンでは学校給食提供や学校農園での食材作り、モザンビークでは若者を中心とした農業支援、ザンビア・ガンビア・シエラレオネ・ガーナでは農業を通したコミュニティ開発支援を行いました。
皆様からのご支援に心より感謝申し上げます。
世界食料デー2024開催中 あなたの1食分募金にご協力をお願いいたします。こちらの専用サイトから