ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。
2025年06月10日
チャイルドサポーター 川口亮子さん&ご家族
私は2007年から2012年まで、ハンガーゼロの愛知事務所でスタッフとして働いていました。その後宮城県に移り住み、現在は夫婦で英語教室を運営しています。日々多くの子どもたちと接する中で、「この子たちにも世界の飢餓の現状を知って欲しい!」という思いが湧き、2015年より教室全体でチャイルドサポーターをさせて頂いています。
以前にサポートしていた子はウガンダのレイチェルちゃんという女の子でした。レイチェルちゃんが成長した写真が送られてくる度に生徒たちはみんな感激し、また毎回のように「大好きな日本のお友だちへ」と手紙に書いてくれる優しいレイチェルちゃんの事が、みんな大好きになりました!
そんなレイチェルちゃんも3年前に無事に学校を卒業し、現在はルワンダのホジアネちゃんという女の子をサポートしています。1年に1度生徒全員に(2歳〜高校生まで)ホジアネちゃんに頑張って英語でお手紙を書いてもらっています。しかし、そもそもルワンダがどのような国なのかみんな全く知らない状態でしたので、今回ハンガーゼロスタッフのジェロムさんをお招きし、生徒たちとその保護者の方にルワンダについて話して頂きました。
私たちにできる継続支援を
ジェロムさんは子どもたちにも分かるように、簡単な言葉を選んでルワンダの歴史を話して下さり、私たちがしている小さなサポートがいかに大きな助けになっているかを話して下さいました。また、教育が将来を切り拓いていく大きな力になる事も熱く語って下さり、生徒たちだけでなく保護者の方々にとっても大変励まされる時間となりました。
私たち夫婦は東日本大震災の時に支援活動に加えさせて頂きました。その時に「短期の支援ではなくて、いつかこの地で長期の支援をさせて頂きたい」という思いが与えられました。その後宮城県に移り住み、私たちにできる長期支援を始めました。私たちが考えた長期支援、それは「子どもたちへの教育」でした。子どもたちに良い教育の機会を与える事で、子どもたちに自信がつき、いつの日かこの町は必ず変わっていくという、ハンガーゼロで学ばせて頂いた揺るぎない確信があったからです。今回ジェロムさんに教育支援の重要性を語って頂いた事は、生徒や保護者の方だけでなく、私たち夫婦にとっても間違いなく大きな意味のある時間でした。
保護者の方々の中には14年前の東日本大震災で被災された方も多くいらっしゃいます。明日生きていく事さえままならない辛さをご存知の方々が、他者を思いやり支援をして下さっている事の大きな意味を感じて、改めて感謝をしています。今後も継続してチャイルドサポーターとして活動させて頂きたいと思っています。
(ハンガーゼロ愛知事務所 元スタッフ 川口亮子/旧姓:小島)
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