ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。
2025年08月13日
「第3次世界大戦はもう始まっているのか・・」
テレビに映し出されたウクライナ・キーウの爆撃で「お母さんはどこ?」と泣きながらく男の子に、呆然とした若い兵士が「お母さんは大丈夫だから」と抱きしめて励ましている映像。きっと彼の母は爆撃で落命・・彼はこれからどうやって生きていくのだろう・・。彼の幼いプクッとしたホッペの輪郭に、幼かった我が息子を重ね合わせ、涙が止まらなかった。
私の平和音楽祭へ思いはここから始まっている。主催者いのちのことば社ライフクリエイションからお声がけを頂き、プロデューサーとして動き始めたのが2024年4月。1年間の準備期間を経て、2025年5月3日、クラシックの殿堂・日本製鉄「紀尾井ホール」において平和音楽祭は開催された。日本を代表するクラシックアーティストであり宣教者でもあるたる面々が出演。オクサーナ・ステパニュック(ソプラノ)、稲垣俊也(バス)・ユーオーディア・アンサンブル、 Duo Stella(フルート紫園香・ピアノ、菅野万利子)、小堀英郎(ピアノ)、メタモルフォ(フルートアンサンブル)、星野誠(指揮)&東京シモンコーラス・シモンアンサンブル、森祐理(司会・ウクライナ現地報告)、岩本遠億(平和のメッセージ)。800人の会場を埋め尽くした聴衆。まさに平和の祭典にふさわしい舞台だった。
ハンガーゼロからは総主事・近藤高史がアピールを行い、3人のハンガーゼロ親善大使(森祐理、小堀英郎、紫園香)も大活躍。
中でも森祐理のウクライナ現地報告と、ウクライナ出身ステパニュックが民族楽器ヴァンドゥーラを奏でながらの歌唱によって、ウクライナに深く思いを馳せることができた。フィナーレで三浦真理(作曲)・紫園香(作詞)のテーマソング「平和をうたう鳥」が出演者全員で演奏され、最後に会衆も一体となって歌われた時、ウクライナはじめ戦争で苦しむ国々に届くような素晴らしいハーモニーが生まれ、会場は深い感動に包まれた。
岩本遠億師が語ったメッセージの根幹〜「平和を崩すのは簡単。『自分は悪くない』『●●が悪い』と主張すれば平和は崩れる」。人の争い・対立の原因がここにある。「私」ではなく「私たち」と祈れた時、そしてその「私たち」の中に、敵対する人を入れることができた時、世界は平和に向かって変わり始める。〜私たちの日常の平和が、世界平和に結びつく瞬間だった。私たちは目を覚ましていなくてはならない。
報告:ハンガーゼロ親善大使 紫園 香(文中敬称略)