2025世界食料デー支援国ザンビア | 活動報告|ハンガーゼロ

活動報告

ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。

2025世界食料デー支援国ザンビア

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子どもたちを守り、将来の希望を与えたい

住民の地域変革が広がる

ザンビアMAP.jpgハンガーゼロは、現地パートナーAinoteザンビアのVOCファシリテーターであるマイクとレオナルドと協力し、ザンビア南部のカラング村でビジョン・オブ・コミュニティ(VOC)の研修を行い、住民主体の地域開発を支援しています。

 世界で学校に通えていない子どもはサハラ以南のアフリカが最も多く、5人に1人は小学校に通えていません。そのうち卒業できるのは約60%です。カラング村でも一番近い学校は11kmも先で、途中の川には橋がなく雨が降って水かさが増すと危険なため、雨季に何日も休んで授業についていけなくなり学校を辞める子どもがたくさんいます。ある日学校帰りに雨が降り出し、村の子どもの1人が川を渡ろうとして急流に流され亡くなりました。

自分たちの手で校舎を建てよう

 それまで諦めていた村人たちも子どもの命には代えられないと立ち上がり、村に住む女性がボランティアで先生になって幼稚園クラスを始めました。村のリーダーたちはセメントで小さな校舎を建て、村にある材料を使って遊具も作りました。VOC研修を受けた人が増えるにつれて「自分たちの手で村に学校を!」という思いが広がり、小学3年生まで通える学校にしようと自作の日干しれんがを持ち寄ってもう1つ校舎を建てています。

 ボランティアの先生は通信教育で勉強し、首都までスクーリングに行って小学3年生まで教えることができる教育課程修了証書取得を目指しています。先生はこれまでずっと無償で働いていましたが、政府が村人たちの努力を認めて3年生まで通える学校になれば教師の給料を出してくれることになりました。

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サッカーを通じて若者の仲間づくり

 もう1つの大きな課題は、小学校を卒業していない若者たちです。生計を立てるための知識や技術を身に着ける機会もなく仕事に就くことができません。将来に希望を見出せず、村には娯楽もなく、やりきれない人生から逃げたくて麻薬やアルコールに溺れる若者が少なくありません。そこでレオナルドは、村のリーダーたちと話し合いサッカーチームを作りました。皆で汗をかいてボールを追いかけるのが楽しくて、仲間がどんどん増えていきました。サッカーに集まる若者たちに、自分たちは学校が遠くて卒業まで通えなかったけど、今の子どもたちには同じ思いをさせないように学校建設を手伝おうと呼びかけると、徐々に皆が変わっていきました。体力のある若者たちが加わることで学校建設はどんどん進んできています。

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 ハンガーゼロは、こうした住民主体の地域変革を他の地域にも広げていきたいと願っています。活動はハンガーゼロサポーター支援ならびに世界食料デー募金によって支えられています。皆様のご支援をお願いいたします。

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