2024年クリスマス募金の使途報告 | 活動報告|ハンガーゼロ

活動報告

ハンガーゼロの様々な活動の報告をいたします。

2024年クリスマス募金の使途報告

エチオピア遊具で遊ぶ子どもたち.jpg

 エチオピア農村部の子どもたちの発達を支援 

 2024クリスマス募金額:5,110,703円 

生後9年間の子どもの身体や脳の発達がその子の人生を形作ると言われるほど、幼少期の子どもを取り巻く環境は重要ですが、エチオピアの農村部では子どもの発達を助ける設備や教材や社会性を育む遊び場などが不足していて、子どもの総合的な発達を妨げる大きな要因になっています。

 ハンガーゼロは、現地パートナーのFHエチオピアと協力して、紛争とそれに続く教育の中断で深刻な影響を受けたオロミア州ディガ地区のジルマコミュニティで、子ども発達センターの建設・整備の支援を行いました。幼児教育施設がないこと、校舎が崩壊したために子どもたちが木陰で学習していること、近隣の学校に通うためには子どもが長距離を歩かなければならないことなど、緊急に対応する必要があることや建設地の安全も考慮して、このコミュニティが選ばれました。

地元自治体からも理解と協力

 子どもたちに安全で発達段階にふわしい学習環境を創り出すために、地域の様々な関係者が協力をしました。管轄の地方自治体は、教室と遊び場を含む400平方メートルの建設用地を提供しました。地域の長老や学校関係者、保護者、地方行政評議会は、掘削・整地作業などの取り組みを通じて事業への理解と支持を示し持続可能性を確保するなど、地域住民の参加と自発的な貢献を促す上で重要な役割を果たしました。

 建設期間中、150名以上の地域住民が自発的に掘削・整地作業や支援業務に参加し、子ども発達センター建設における地域の強い主導性とコミットメントを示しました。また、臨時労働者として45名(女性12名、男性33名)、家具製作と内装工事のために熟練した大工3名が雇用され、それぞれが家族を養うための収入を得ました。

 今回の支援で、最大100人の児童を収容できる3つの教室と子どもに優しい遊び場が建設され、滑り台、メリーゴーランド、シーソーなどの屋外遊具が設置されました。この子ども発達センターの影響は、広範囲に及びます。子どもたちは脳の発達を促す体系的な学びの機会を得て、読み書き・計算ならびに問題解決能力を身に付けるとともに、仲間や大人とのかかわり方、分かち合い方、コミュニケーションの取り方などを学びます。

 一方保護者は、子育ての方法や子どもの発達に関する知識を得て親子の絆を深めることができます。また、発育の遅れや障害を早期に発見して支援につなげるなど、子ども、家族、地域社会全体に多くの恩恵をもたらすことが期待されています。

 この活動は、昨年(2024年)のクリスマス募金ならびにハンガーゼロサポーター支援によって支えられています。皆様のご支援を感謝いたします。

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