ボリビア小西駐在スタッフ連載27「変わるものと変わらないもの」 | 活動報告|ハンガーゼロ

活動報告

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ボリビア小西駐在スタッフ連載27「変わるものと変わらないもの」

ベルタちゃんの物語 ②

 FH注米国の支援を受けていた当時10歳のベルタちゃん。事故で右目に重傷を負い、このままでは失明どころか脳が菌に侵されて死に至る危険もあるという状態で、何時間もかけてコチャバンバの町へ搬送されました。しかし手術ができる私立のクリニックに支払う費用が無く、またFH事務所にも彼女を支援する資金が無かった為、八方ふさがりの状況でした。このままでは命の危険にさらされます。一刻の猶予もありません!その時、私の携帯に彼女の村の担当スタッフから緊急要請の電話がかかってきたのでした。

神様助けてください

sayuri2020.jpg 彼は必死にベルタちゃんの状況を説明し、「何とか助けてほしい!」と訴えました。私は動揺しました。"どうしよう。どうしたらいいのだろう。治療費を心配している場合ではない。もたもたしては手遅れになる。でもどこに、誰に相談すればいいのだろう。"と。そして一旦電話を切りその場で神様に祈りました。「神様、彼女を助けて下さい。どうか解決策を示して下さい!」と必死に祈りました。

 その時、私が出席しているキリスト教会の会員で、あるクリニックの共同経営者である女医の名前が浮かびました。"そうだ、彼女に相談しよう!"そしてすぐに彼女へ電話をかけました。とても忙しく、しかも今は勤務時間中。1度目のコールではつながらず、短くメッセージを送りました。至急電話で話がしたいと。そしてその後再度電話をかけたところ、今度はつながりました。

帰路から反転、緊急手術へ

ベルタちゃん.jpg 私が事情を話すと、彼女は「ベルタちゃんをすぐに私のクリニックに連れてきて!」と言ってくれました。「わかりました。ありがとうございます!」そう言って私は急いであのスタッフに電話をいれました。しかしベルタちゃんは激痛に耐えながら、父親とすでに公共長距離バスに乗車して帰路についたというのです。「え〜っ、なんということ!トロトロ市に着くのは何時?何とか連絡をとって、すぐに引き返すように言って!」と私は言いました。「わかりました!」と彼。そして、ベルタちゃんと父親は終点から再度バスに乗り、翌日やっとコチャバンバのクリニックに来ることができました。そして、緊急手術が始まったのです。事故が起こってから、かなりの時間が経過しています。「右目の失明は必至。それでも、どうかそれ以上のダメージがありませんように...。」クリニックの廊下で手術の成功を祈りながら、父親、スタッフと共に待つしかありませんでした。

(次号へつづく)

小西駐在員連載27.pdf

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