私たちの知らないところで起きている飢餓問題の現状を知ろう。
2020年10月09日
WFPは東アフリカ地域(エチオピア、ウガンダ、ケニア、南スーダン、ジブチ)における270万人以上の難民への食糧援助・現金支援について、継続が困難であるとの見解を示した。理由は、パンデミックによる社会的・経済的損失がパートナー企業などにも影響を与えているため。すでに食料や現金の支給は10~30%削減されている、という。緊急の追加資金が間に合わない限り、今後数ヶ月で支援はさらに弱体化する見通し。
結果、エチオピア、ケニア、南スーダン、ルワンダ、ウガンダでは、難民キャンプ内の学校は閉鎖。子どもらにとって重要な栄養源であった学校給食の供給が止まることになり、再び飢餓状態が近づいている。ルワンダ以外の国々では資金不足のため、持ち帰りの弁当を持たせることもできなかった。
WFPはこれらの窮状を訴え、東アフリカ地域の難民支援には、今後半年で少なくとも約3億2300万ドル(前年比22%増)が必要だと、国際金融機関や人々に協力を求めている。
@WFP_Africa